分割カードとあれこれ(最近お話に出たので)
2013年7月18日 趣味 コメント (2)分割カードを呪文破で打ち消す場合のルールがややこしいので備忘録。
http://whisper.wisdom-guild.net/cr/r/708/
708. 分割カード
708.1 分割カードでは、一枚のカードに2組の表が存在する。分割カードの裏は、通常のマジックのカードと同じ裏になっている。
708.2 スタック以外の領域にあるときは、分割カードは2組の特性と2つの点数で見たマナ・コストを持つ。分割カードが融合を用いて唱えられていない状態で呪文としてスタックにある間は、唱えられている側の特性だけが存在し、他方の特性は存在しないものとして扱われる。分割カードが融合を用いて唱えられた状態で呪文としてスタックにある間は、2組の特性と1つの点数で見たマナ・コストを持つ。点数で見たマナ・コストは、2つのマナ・コストに含まれるマナの量を色を気にせずに数えたものの合計である。
708.2a プレイヤーが融合せずに分割カードを唱える 場合、そのプレイヤーはその分割カードをスタックに置く前にどちらかの半分を選ぶ。唱えることができるかどうかを判断する際にはその半分だけが考慮され、その半分だけがスタックに置かれたものとして扱う。
708.2b プレイヤーが自分の手札から融合を持つ分割カードを唱える 場合、上記のようにどちらかの半分を選ぶだけでなく、両方の半分を唱えることを選んでもよい。その結果、融合した分割呪文となる。唱えることができるかどうかを判断する際にはその両方が考慮される。どちらか半分が唱えられない場合、その両方の半分を単一の呪文として唱えることはできない。
708.3 それぞれの半分ごとに異なる色のマナ・シンボルをマナ・コストに含む分割カードは、スタックにある間を除いては多色として扱われる。呪文がスタックにある間は、その唱えられている部分の色だけが存在する。
708.4 分割カードには2つの唱えられる半分が存在するが、分割カードも1枚のカードである
。例えば、分割カードを引いたり捨てたりする場合、それは2枚ではなく1枚として扱われる。
708.5 スタック以外の領域にある分割カードの特定の特性を用いる場合、答えとして分割カードのそれぞれの半分が持つ特性2つを得る。融合した分割呪文の特定の特性を用いる場合、答えを2つ得る。スタックにある分割カードの特定の特性、または融合した分割呪文の点数で見たマナ・コストを用いる場合、答えを1つだけ得る。
例:《冥府からの誕生》は「各プレイヤーのアップキープの開始時、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。そのあと、そのプレイヤーは1/1の黒のミニオン・クリーチャー・トークンをX個戦場に出す。Xはそのカードの点数で見たマナ・コストである」という能力を持つ。この能力の解決時にライブラリーの一番上にあるカードが《暴行+殴打》であった場合、その点数で見たマナ・コストは「1と4」なので、これによって1/1クリーチャー・トークン1体と4体が同時に戦場に出ることになる。
例:《呪文破》は「点数で見たマナ・コストがXの呪文を対象とし、それを打ち消す。」という能力を持つ。プレイヤーが《呪文破》を、マナ・コストが{U}{B}と{4}{B}{R}である融合した分割呪文《強行+突入》を対象として唱える 場合、Xは8でなければならない。
708.6 効果によって、スタック以外の領域にある分割カードや融合した分割呪文を含む比較が行なわれることがある。
708.6a スタック以外のいずれかの領域にある分割カードの特性がある値と同じかどうか(カードが赤かどうかなど)、あるいは特性とある値を比較してどうか(点数で見たマナ・コストが3以下かどうかなど)を問う場合、得られる答えは1つである。この答えは、いずれかの分割カードのどちらかの側について「はい」になるならば「はい」になる。
例:「プレイヤー1人を対象とする。数を1つ選ぶ。その数と等しい値の点数で見たマナ・コストを持つアーティファクトとクリーチャーをすべて破壊する。そのあと、そのプレイヤーはその手札を見せ、その中の土地でないカードのうち、点数で見たマナ・コストがその数と等しい値のカードをすべて捨てる」という《虚空》を唱えたプレイヤーが数として1を指定した場合、《暴行+殴打》の点数で見たマナ・コストは「1と4」なので、対戦相手は《暴行+殴打》を捨てることになる。4を指定した場合にも同じである。5を指定した場合には、《暴行+殴打》の点数で見たマナ・コストは5ではないので、影響を受けない。
708.6b スタック以外のいずれかの領域にある分割カードの特性がある値と異なるかどうか(2枚のカードが異なるカード名を持つかどうかなど)を問う場合も、答えは1つだけである。この答えは、対応する「同じかどうか」の問いに対して「いいえ」になる場合に「はい」になる。
708.6c 複数の特性を含む比較を、スタック以外の領域にある分割カードや融合した分割呪文について行なう場合、それぞれの特性は個別に比較される。それらの比較が全て「はい」になる場合、全体の比較も「はい」になる。それぞれの比較には、同じ分割カードの別の半分を含むことがあり得る。
例:《太陽打ちの槌》は「{R}{W}, 太陽打ちの槌をはずす:あなたのライブラリーから赤か白で点数で見たマナ・コストが4以下のインスタント・カードを探し、それをそのマナ・コストを払うことなく唱える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。」という能力を持つ。《研究》の点数で見たマナ・コストは2であり(《開発》は5であるが)、《開発》は赤なので(《研究》は赤でも白でもないが)、この能力で《研究+開発》のどちらの半分でも唱えることができる。
708.7 分割カードはカード名を2つ持つ。何らかの効果によってプレイヤーがカード名を指定するときに分割カードを指定しようとする場合、そのプレイヤーは分割カードの持つどちらか1つのカード名を指定しなければならない。両方を指定することはできない。そのオブジェクトの持つカード名の1つがその指定されたカード名であった場合、そのオブジェクトはそのカード名を持っているものとする。
http://whisper.wisdom-guild.net/cr/r/708/
708. 分割カード
708.1 分割カードでは、一枚のカードに2組の表が存在する。分割カードの裏は、通常のマジックのカードと同じ裏になっている。
708.2 スタック以外の領域にあるときは、分割カードは2組の特性と2つの点数で見たマナ・コストを持つ。分割カードが融合を用いて唱えられていない状態で呪文としてスタックにある間は、唱えられている側の特性だけが存在し、他方の特性は存在しないものとして扱われる。分割カードが融合を用いて唱えられた状態で呪文としてスタックにある間は、2組の特性と1つの点数で見たマナ・コストを持つ。点数で見たマナ・コストは、2つのマナ・コストに含まれるマナの量を色を気にせずに数えたものの合計である。
708.2a プレイヤーが融合せずに分割カードを唱える 場合、そのプレイヤーはその分割カードをスタックに置く前にどちらかの半分を選ぶ。唱えることができるかどうかを判断する際にはその半分だけが考慮され、その半分だけがスタックに置かれたものとして扱う。
708.2b プレイヤーが自分の手札から融合を持つ分割カードを唱える 場合、上記のようにどちらかの半分を選ぶだけでなく、両方の半分を唱えることを選んでもよい。その結果、融合した分割呪文となる。唱えることができるかどうかを判断する際にはその両方が考慮される。どちらか半分が唱えられない場合、その両方の半分を単一の呪文として唱えることはできない。
708.3 それぞれの半分ごとに異なる色のマナ・シンボルをマナ・コストに含む分割カードは、スタックにある間を除いては多色として扱われる。呪文がスタックにある間は、その唱えられている部分の色だけが存在する。
708.4 分割カードには2つの唱えられる半分が存在するが、分割カードも1枚のカードである
。例えば、分割カードを引いたり捨てたりする場合、それは2枚ではなく1枚として扱われる。
708.5 スタック以外の領域にある分割カードの特定の特性を用いる場合、答えとして分割カードのそれぞれの半分が持つ特性2つを得る。融合した分割呪文の特定の特性を用いる場合、答えを2つ得る。スタックにある分割カードの特定の特性、または融合した分割呪文の点数で見たマナ・コストを用いる場合、答えを1つだけ得る。
例:《冥府からの誕生》は「各プレイヤーのアップキープの開始時、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。そのあと、そのプレイヤーは1/1の黒のミニオン・クリーチャー・トークンをX個戦場に出す。Xはそのカードの点数で見たマナ・コストである」という能力を持つ。この能力の解決時にライブラリーの一番上にあるカードが《暴行+殴打》であった場合、その点数で見たマナ・コストは「1と4」なので、これによって1/1クリーチャー・トークン1体と4体が同時に戦場に出ることになる。
例:《呪文破》は「点数で見たマナ・コストがXの呪文を対象とし、それを打ち消す。」という能力を持つ。プレイヤーが《呪文破》を、マナ・コストが{U}{B}と{4}{B}{R}である融合した分割呪文《強行+突入》を対象として唱える 場合、Xは8でなければならない。
708.6 効果によって、スタック以外の領域にある分割カードや融合した分割呪文を含む比較が行なわれることがある。
708.6a スタック以外のいずれかの領域にある分割カードの特性がある値と同じかどうか(カードが赤かどうかなど)、あるいは特性とある値を比較してどうか(点数で見たマナ・コストが3以下かどうかなど)を問う場合、得られる答えは1つである。この答えは、いずれかの分割カードのどちらかの側について「はい」になるならば「はい」になる。
例:「プレイヤー1人を対象とする。数を1つ選ぶ。その数と等しい値の点数で見たマナ・コストを持つアーティファクトとクリーチャーをすべて破壊する。そのあと、そのプレイヤーはその手札を見せ、その中の土地でないカードのうち、点数で見たマナ・コストがその数と等しい値のカードをすべて捨てる」という《虚空》を唱えたプレイヤーが数として1を指定した場合、《暴行+殴打》の点数で見たマナ・コストは「1と4」なので、対戦相手は《暴行+殴打》を捨てることになる。4を指定した場合にも同じである。5を指定した場合には、《暴行+殴打》の点数で見たマナ・コストは5ではないので、影響を受けない。
708.6b スタック以外のいずれかの領域にある分割カードの特性がある値と異なるかどうか(2枚のカードが異なるカード名を持つかどうかなど)を問う場合も、答えは1つだけである。この答えは、対応する「同じかどうか」の問いに対して「いいえ」になる場合に「はい」になる。
708.6c 複数の特性を含む比較を、スタック以外の領域にある分割カードや融合した分割呪文について行なう場合、それぞれの特性は個別に比較される。それらの比較が全て「はい」になる場合、全体の比較も「はい」になる。それぞれの比較には、同じ分割カードの別の半分を含むことがあり得る。
例:《太陽打ちの槌》は「{R}{W}, 太陽打ちの槌をはずす:あなたのライブラリーから赤か白で点数で見たマナ・コストが4以下のインスタント・カードを探し、それをそのマナ・コストを払うことなく唱える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。」という能力を持つ。《研究》の点数で見たマナ・コストは2であり(《開発》は5であるが)、《開発》は赤なので(《研究》は赤でも白でもないが)、この能力で《研究+開発》のどちらの半分でも唱えることができる。
708.7 分割カードはカード名を2つ持つ。何らかの効果によってプレイヤーがカード名を指定するときに分割カードを指定しようとする場合、そのプレイヤーは分割カードの持つどちらか1つのカード名を指定しなければならない。両方を指定することはできない。そのオブジェクトの持つカード名の1つがその指定されたカード名であった場合、そのオブジェクトはそのカード名を持っているものとする。
コメント
ここがねー悩ましいのです。
→《遠隔》のみ唱えた=マナコスト2 《呪文破》X=2で打ち消せる。
→《不在》のみ唱えた=マナコスト3 《呪文破》X=3で打ち消せる。
→《遠隔/不在》融合して唱えた=マナコスト5 《呪文破》X=5で打ち消せる。
私も勉強になりました(^^)